2018.01.31

第60回グラミー賞が決定しました。結果発表!ってかグラミー賞ってなんやねん。

60回目の節目となる今年のグラミー賞、ノミネートされたそうそうたるアーティストの中、今年も受賞アーティストが決定しました! って……、「グラミー賞」皆さん注目してます? 俺結構、毎年注目してるんですけど……。

グラミー賞ってなんやねん

まあ確かに洋楽興味なかったら「んなもん知るか」ですわ。毎年アカデミー賞は注目されるんですけど、どうもこのグラミー賞ってのは日本で注目されていないのよね。グラミー賞ってのは、簡単に言うと、

音楽業界のアカデミー賞とも称えられる世界最高峰の音楽賞「グラミー賞

なんです。音楽と言っても、もうロックやポップスをはじめ、クラシックやカントリーだかジャズだかダンスミュージックだか、コンテンポラリーだかあったり、音楽ならなんでも受賞の対象となるわけなんです。こんな雑な説明でもわかったはずである。グラミー賞は「音楽業界のアカデミー賞とも称えられる世界最高峰の音楽賞」、以上だ。

実は日本人の受賞者は結構いる。

そう、実はいるんですよ。しかも結構。例えば昨年だったら最優秀クラシック・ソロ・ボーカル・アルバム賞にて内田光子っておばちゃんが獲得してるわけです。しかも日本人最多の2回目。すげえ。他にも下記、日本人受賞者はたくさん。

1987年第29回 石岡瑛子 ベスト・アルバム・パッケージ賞 マイルス・デイヴィスのアルバム「Tutu」のアルバムアートのデザイナー
1989年第31回 坂本龍一 ベスト・アルバム・オヴ・オリジナル・インストゥルメンタル・バックグラウンド・スコア賞 映画「ラスト・エンペラー」のサウンドトラック作曲による受賞
2001年第43回 喜多郎 ベスト・ニュー・エイジ・アルバム賞 アルバム「Thinking Of You」が受賞
2008年第50回 中村浩二 ベスト・ニュー・エイジ・アルバム賞 ポール・ウィンター・コンソートのアルバム「Crestone」の太鼓奏者
2011年第53回 松本孝弘 ベスト・ポップ・インストゥルメンタル・アルバム賞 B’zのギタリスト。4度のグラミー受賞歴のラリー・カールトンのパートナーとして作成されたアルバム「Take Your Pick」が受賞
2011年第53回 内田光子 ベスト・インストゥルメンタル・ソリスト・パフォーマンス賞 アルバム「モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番・第24番」
2011年第53回 上原ひろみ ベスト・コンテンポラリー・ジャズ・アルバム賞 受賞したスタンリー・クラークのアルバム「The Stanley Clarke Band」のピアノ奏者。
2014年第56回 Sadaharu Yagi ベスト・ラテン・ポップ・アルバム賞 ドラコ・ロサのアルバム「VIDA」を手掛けたエンジニアとして受賞。2013年(第14回)のラテン・グラミー賞の受賞者でもある。
2016年第58回 小澤征爾 クラシック部門「ベスト・オペラ・レコーディング賞 ラヴェル作曲:歌劇「こどもと魔法」。2013年8月に長野県松本市で録音。サイトウ・キネン・オーケストラが演奏し、地元の子供らの合唱団も参加。
2017年第59回 内田光子 最優秀クラシック・ソロ・ボーカル・アルバム賞 ドイツのソプラノ歌手、ドロテア・レシュマンさんの伴奏を務めた、アルバム「シューマン:リーダークライス、女の愛と生涯/ベルク:初期の7つの歌」

ね? 結構いるでしょ?

 

主要4部門ってのがある

アカデミー賞でいうなら作品賞やら主演男優・女優賞、脚本、監督なんてのが花形なんですが、グラミー賞にももちろんあるわけです。

  • Album of the Year(最優秀アルバム賞) – アルバム演奏者および製作チームに授与される。
  • Record of the Year(最優秀レコード賞) – シングル曲演奏者および製作チームに授与される。
  • Song of the Year(最優秀楽曲賞) – シングル曲の作詞者、作曲者に授与される。
  • Best New Artist(最優秀新人賞) – この1年で著しい活躍をみせた新人に授与される。正確な発売日やデビュー日時は考慮されない

これはさすがに日本人は圏外。獲得どころかノミネートすらしたことがありません。いつか日本人のアーティストがここに食い込んでくるといいですねえ、難しいだろうが。この主要4部門、かつてはギターバンドが席巻していた時代もありましたが、近年の傾向だとメインストリームの流れかポップス、ソウル、R&Bが強いです。時代なんですかねえ。

 

ギターバンドがんばれ。

最優秀アルバム賞これこそ最高の栄誉である部門なんだけどもギターバンドが最近獲得したといえば、

2011 The Suburbs アーケード・ファイア
2013 Babel マムフォード・アンド・サンズ
2015 Morning Phase ベック

こんなところか。がんばれ、ギターバンド、お前らがメインストリームであってくれ。

 

オープニングアクトが豪華

さて、毎年話題となるグラミー賞のオープニングアクト、今年はU2、レディー・ガガ、ブルーノ・マーズ&カーディ・Bらがパフォーマンスしたそう。2021年でツアー活動を引退することを発表したエルトン・ジョンはマイリー・サイラスと「タイニー・ダンサー」でコラボレーション。豪華ですね~。ちなみにU2はグループとして最多の22度のグラミー賞の受賞経験があるのです。すごい。グループとして、と聞くとメインストリームはブルーノ・マーズだかエド・シーランだかどうもソロアーティストが主流な感じしますね。

これがU2のグラミーのパフォーマンスだ! なんとトランプ大統領をディスりまくるという。これがアメリカだ。(U2はアイルランドだけどな!)

 

で、今年は? 受賞者一覧

はい、28日に受賞アーティストが決定しました。今年はブルー・マーズがアルバム『24K・マジック』で主要3部門を席巻しました。「年間最優秀アルバム」「年間最優秀レコード」、「ザッツ・ホワット・アイ・ライク」で「年間最優秀楽曲」を受賞

これで主要3部門を制覇

さらに3部門を制覇し計6部門を席巻。すげえな、おい。21世紀のマイケル・ジャクソンとの呼び声も高いブルーノ・マーズ、さすがの一言。個人的にはエド・シーランのニューアルバム『÷』と分けると思っていましたが強い。さすが。とはいっても、ギターバンド好きの私にすると今年も大して面白くない結果となった(まあノミネートの時点で大して面白くないんだけど)ちなみに、最優秀ニューエイジ・アルバムにノミネートされていたシンセサイザー奏者・喜多郎の『空海の旅5(Sacred Journey Of Ku-kai Vol.5)』は受賞を逃したようです。喜太郎って2001年にもグラミーとってるんだね、すげえな。以下、今年の受賞アーティストです。(めちゃめちゃ部門があるため一部抜粋)今年の日本人グラミー受賞者はなし、でした。

 

最優秀レコード賞
ブルーノ・マーズ “24K Magic”

最優秀アルバム賞
ブルーノ・マーズ『24K・マジック』

最優秀楽曲賞
ブルーノ・マーズ “That’s What I Like”

最優秀新人賞
アレッシア・カーラ

最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞
エド・シーラン “Shape Of You”

最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞
ポルトガル・ザ・マン “Feel It Still”

最優秀トラディショナル・ポップ・ヴォーカル・アルバム賞
V.A.『トニー・ベネット・セレブレイツ90』

最優秀ポップ・ボーカル・アルバム賞
エド・シーラン『÷(ディバイド)』

最優秀ダンス・レコーディング賞
LCDサウンドシステム “Tonite”

最優秀ダンス/エレクトロニック・アルバム賞
クラフトワーク『3-D ザ・カタログ』

最優秀コンテンポラリー・インストゥルメンタル・アルバム賞
ジェフ・ローバー・フュージョン『プロトタイプ』

最優秀ロック・パフォーマンス賞
レナード・コーエン “You Want It Darker”

最優秀メタル・パフォーマンス賞
マストドン ”Sultan’s Curse”

最優秀ロック楽曲賞
フー・ファイターズ “Run”

最優秀ロック・アルバム賞
ザ・ウォー・オン・ドラッグス『ア・ディーパー・アンダスタンディング』

最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム賞
ザ・ナショナル『スリープ・ウェル・ビースト』

最優秀R&Bパフォーマンス賞
ブルーノ・マーズ “That’s What I Like”

最優秀トラディショナル・R&Bヴォーカル・パフォーマンス賞
チャイルディッシュ・ガンビーノ “Redbone”

最優秀R&B楽曲賞
ブルーノ・マーズ “That’s What I Like”

最優秀アーバン・コンテンポラリー・アルバム賞
ザ・ウィークエンド『スターボーイ』

最優秀R&Bアルバム賞
ブルーノ・マーズ『24K・マジック』

最優秀ラップ・パフォーマンス賞
ケンドリック・ラマー “HUMBLE.”

最優秀ラップ/サング・パフォーマンス賞
ケンドリック・ラマー feat. リアーナ “LOYALTY.”

最優秀ラップ楽曲賞
ケンドリック・ラマー “HUMBLE.”

最優秀ラップ・アルバム賞
ケンドリック・ラマー 『ダム』

最優秀カントリー・ソロ・パフォーマンス賞
クリス・ステイプルトン “Either Way”

最優秀カントリー・デュオ/グループ・パフォーマンス賞
リトル・ビッグ・タウン “Better Man”

最優秀カントリー楽曲賞
クリス・ステイプルトン “Broken Halos”

最優秀カントリー・アルバム賞
クリス・ステイプルトン『フロム・ア・ルーム:ヴォリューム1』

最優秀ニューエイジ・アルバム賞
ピーター・ケイター『ダンシング・オン・ウォーターI』

 

個人的なトピックはLCDサウンドシステムの復活とクラフトワークが獲得したのは嬉しいところ。フー・ファイターズもとったね、ロック部門だけどね。マストドンがメタルパフォーマンス賞やるなあ。これくらいかな。

以上、今年のグラミー賞でした。俺もグラミー賞とりたいな~。

これが世界一の曲

最後に「年間最優秀楽曲」を受賞したブルーノ・マーズの『ザッツ・ホワット・アイ・ライク』を貼っておきます。これが世界一の曲かぁ。ってこの曲、毎日フレッシュネスバーガーで流れてて1日8回くらい聴いてるわ。なるほどな、これね。

来年は「轟け!日本ぬラミー賞」でも創設しようかしら……。

 

●文/撮影   東京饗宴 編集長・ライター ロックス

映画を中心に執筆活動中。得意なジャンルはB級〜Z級映画。勝手にその年の受賞作品を決める「輝け!日本ぬかデミー賞」を主宰。バンド活動、ウェブメディアの運営やイベント製作・萬屋経営など、マルチに活動中