2018.01.25

33年ぶりのまさかの続編!『星くず兄弟の新たな伝説』初日舞台挨拶に潜入!


(撮影:東京饗宴 編集部)

今から33年前の1985年、のちに伝説のカルト映画とよばれた『星くず兄弟の伝説』は誕生。手塚眞監督の商業映画デビュー作である。全編にわたる近田春夫の楽曲と当時勢いのあった若手ミュージシャン高木完、久保田慎吾の主演をはじめ、今は亡き戸川京子、尾崎紀世彦が脇を固める。そしてタモリ、島田紳助、中島らも、サンプラザ中野くん、言い出したら切りがないほどのカメオ出演。カルト映画好きをはじめサブカルチャー界では語り草となる、まさに「伝説の映画」だった。あれから33年、なんとその続編『星くず兄弟の新たな伝説』が公開された。今回は初日の舞台挨拶の様子をお届けする。「東京饗宴」初の舞台挨拶取材である。ありがたい限り。

とにもかくにも三浦涼介と武田航平が仲良すぎる!


(撮影:東京饗宴 編集部)

満員御礼の劇場の舞台に割れんばかりの盛大な拍手とともに登壇した主演の三浦涼介、武田航平をはじめ、荒川ちか、田野アサミ、藤谷慶太朗、手塚眞監督の6人。冒頭よりシンゴ役の武田航平は役名を「若くなったカン役の武田航平です」と狙っていたのか天然なのか間違えて一同ズッコケ。「寝ないで考えてきたやつでしょ⁉」とするどいツッコミを入れる三浦涼介、二人のやりとりは絶妙で仲の良さが伺える。「昨日、今日何を話そうか朝まで二人でテレビ電話をしていた」、「武田くんは約束を守らない」「三浦君はじつはおちゃめ」など二人がじゃれあう姿を見守る手塚監督の表情は父親のような笑みを見せていたのが印象深い。「おれたちゃ双子でとっても強くて~セクシーなスターダストブラザーズ♪」、主題歌『星くず兄弟の伝説』の歌詞にもあるように、本当の兄弟のような二人の姿は、往年の「星くず」ファンをはじめ、見ている我々は「この二人が星くず兄弟でよかった」と思われた方も多いのでは。


6人の役者による役作りのこだわり


(撮影:東京饗宴 編集部)

今作の主役は前作に引き続き、カンとシンゴではあるが、カン役を高木完本人、三浦涼介、そして劇中で女性に転換したカンコには谷村奈南、シンゴ役は久保田慎吾本人、武田航平、女性に転換したシンコに田野アサミ、と1役に3人の役者が演じるという珍しい演出。手塚監督は「非常に難しい演出」と振り返る。カンとシンゴ6人が揃ったのは1度だけあり、その際は不思議と外見は違えど似ていると確信できたよう。シンコ役の田野アサミは武田航平と実際に会う時間もほとんどない中、シンゴ役の武田航平の動きや仕草をその場で真似てみる、という隠れた役作りへの努力をしいたそう。そんなエピソードも飛び出し、その話に武田航平も感動した様子。


注目の荒川ちか


(撮影:東京饗宴 編集部)

ヒロインのウサコを演じた荒川ちかは物語の冒頭からクライマックスの恋する乙女にキャラクターが変わるので違いをどれだけ見せられるかを努力したよう。前作からのファンの注目はやはり前作のヒロインを演じた故・戸川京子のまりものポジション。監督もキャスティングにおいて慎重に考え荒川ちかを抜擢したようです。結果的にはかわいらしい歌にダンスと、まりもに劣らない演技をみせた荒川ちかには今後も注目したい。


超豪華なカメオ出演


(撮影:東京饗宴 編集部)

「星くず兄弟」の名物といえば、なんといっても超豪華なカメオ出演だ。今回、酒場のシーンでは庵野秀明監督、山本政志監督、犬童一心監督、吉村元希監督、黒沢清監督、石井岳龍監督、日本を代表する映画監督が一同に共演するシーンも。手塚監督の学生映画時代からのお知り合いを集められたそう。すごいメンツ……!


『星くず兄弟の新たな伝説』は大ヒット上映中!


(C)2016 星くず兄弟プロジェクト

33年ぶりの続編となった『星くず兄弟の新たな伝説』はテアトル新宿にて公開中ほか全国順次ロードショー!
劇場に急げ!

●『星くず兄弟の新たな伝説』公式サイト

●『星くず兄弟の新たな伝説』予告編


●文/撮影   東京饗宴 編集長・ライター ロックス

映画を中心に執筆活動中。得意なジャンルはB級〜Z級映画。勝手にその年の受賞作品を決める「輝け!日本ぬかデミー賞」を主宰。バンド活動、ウェブメディアの運営やイベント製作・萬屋経営など、マルチに活動中