2018.06.29

【日本最速(かも)レビュー】『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』日本最速前夜祭で観た。

6月28日木曜日、世間ではサッカー・ワールドカップ ロシア大会 日本VSポーランドで話題は持ちきりだが、スター・ウォーズファンにとってはこの日である。

『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』の日本最速公開日なのである。

というわけで行ってきました。レポートします。レビューします(ネタバレなし)

ごめんよ。思ったより熱狂してた。

『スターウォーズ』の新作公開! と聞けば当然興奮するのだが、やはり今回はいわゆる「エピソードもの」ではなくスターウォーズ1の伊達男、ハン・ソロのスピンオフ作である。もちろん楽しみにはしていたがさすがに「エピソードもの」ほどの興奮はなかったのが正直なところだ。

だが、実際六本木TOHOシネマズに到着した途端、気分が一気にスターウォーズモードに切り替わった。

だって盛り上がってんだもん。

ああそうだ、そうだよな。スターウォーズってのはディズニーのものじゃないんだ。俺たち、「ファンのもの」なのだ。スピンオフといえどもスターウォーズの新作である。これなら盛り上がって当たり前だ。ごめんごめん。楽しみである。では早速レビューしていこうではないか。

レビューします。

そもそもこの『ハン・ソロ』と前回のスピンオフ作『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』との決定的な差はなんだろうか。つまり本史(エピソードもの)に絡むか絡まないか、という点が最大の違いだ。ハン・ソロがまだルーク・スカイウォーカーやレイア姫と出会う前の若き日を描いたストーリーという性質上、本史との接点はないはずである。つまり何が起きても本史とは全く関係のない話なのだ。さらに言うなら、この『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』は、アドベンチャーSF以上でもなければ、以下でもないのだ。

もちろん、オールドファンの注目点はこんなところだろう

①ハン・ソロの名前の由来
②チューバッカ、ランド・カルリジアンとの出会い
③ファルコン号との出会い
④そしてソロの過去にはなにがあったか
⑤前回のローグ・ワンにもあったオールドファン熱狂のサービスシーンとオマージュ

こんなところだろうか。もちろん、すべて盛り込まれています。やはりそこに注目がいってしまうのは仕方なし。

では、すべてを差し引いてSFアドベンチャーとしてはどうだろうか。俺は映画を観る時のポイントは「期待値」というものに全てが左右されると思っているので「期待値」の高いアドベンチャーSFと考えると少々疑問を感じる。登場人物の描写、アクションの迫力、SW独特の世界観、すべて問題はない。ただ、期待値があまりにも高すぎたから腑に落ちていないのかもしれない。もちろん面白かったか、面白くなかったか、と聞かれれば「面白かった」と答えるのは明白である。

ただ、一つ言えるのは「ハン・ソロってやっぱりかっこいいなあ~」

こう思えたと考えると作品としての価値は十分にあったはず。
なんだかんだもう一回観ようかなと思ってるので「面白かった」ということは念押しさせていただく。

スターウォーズ疲れってなんだよ。疲れてねえし。

そうなのだ。こんなレビューはしてはみたが、結局おれらスターウォーズファンというものはスターウォーズが公開されて、コスプレしたりワクワクして拍手をしながら皆で初日にスターウォーズの新作を観る、これだけで幸せなのだ。ファンにとっては事件なのだ。

『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』の公開が本土より1か月遅れたせいで「本土では興行が振るわなかった」「スターウォーズ疲れ」とかわざわざスターウォーズファンのテンションを下げるようなどうでもいい報道をしてくれた皆さん、本当にありがとうございます。僕らは別に疲れていませんし、スターウォーズが興行を振るわなかったから、だからどうした、である。疲れているのは「スターウォーズ」に躍起になって面白がっている君たちだ。そんなどうでもいい情報、流さないでください、迷惑です。(まあ報道するだろうけど)

というわけで劇場に足を運んで『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』を観よう! 明日から公開です! お楽しみに!

おまけ

劇場にはライトセーバーがかさばるため、急遽ライトセーバー・クロークが設置された六本木TOHOシネマズのロビー。これが事件というものだ。

●取材・文/ 東京饗宴 編集長・ライター    ロックス
映画を中心に執筆活動中。得意なジャンルはB級〜Z級映画。勝手にその年の受賞作品を決める「輝け!日本ぬかデミー賞」を主宰。バンド活動、ウェブメディアの運営やイベント製作・萬屋経営など、マルチに活動中。


●イラスト・撮影/ 東京饗宴 プロデューサー・アートディレクター 武織
ニューヨーク帰りの狂気のアートディレクター。無いものはDIY魂何でも作る。STAR WARSとMARVELには目がない。グラフィック制作、ブランディング、キャラクター・イラスト制作、イベントディレクションなどジャンルにとらわれず、クリエイティブで人と人の橋になるべく活動中。