2018.04.5

【王を】中毒性抜群『バーフバリ』2部作観た【称えよ!】

こんにちは、皆さんは今まさに映画ファンの間で『グレイテスト・ショーマン』や『シェイプ・オブ・ウォーター』よりも話題を呼んでいる作品があることはご存知であろうか。

その名もインド映画『バーフバリ』。

インド映画といえば過去に『ムトゥ踊るマハラジャ』をはじめ『ロボット』、『きっとうまくいく』、数々の名作を生んできた映画大国である。そして今作の『バーフバリ』はインド国内で最高額の予算で製作され、公開直後から高い評価を受け、インドの歴代興行収入最高額を記録している作品なのである。桁外れな予算ももちろんあるが、桁外れに面白い、それがこの『バーフバリ』なのである。

映画媒体の編集部から「額賀さん、まだみてないんすか? やばいっすよ」といくたびに言われ友人からは「まじやべえから、観るべき」との声を受け、そりゃあいくしかない、ということで行ってきたのであった。

感想はとりあえず一言

「たしかにまじやべえ」

『バーフバリ』ってどんな話なのよ?

そもそもこの『バーフバリ』は2部作である。『バーフバリ 伝説の誕生』、『バーフバリ 王の帰還』この二つで5時間近く。まさに大作である。ざっくりあらすじを語ろう。非常に単純だ。いわゆる王位継承ものである。

・滝の下に落ちていた赤子、彼は実は王族の子であった

・育てられて青年となる

・滝を登り頂上にたどり着くとそこはマヒシュマティ王国と反乱軍が闘っていた。

・実は青年はマヒシュマティ王国の王の子アマレンドラ・バーフバリだったと発覚

・ここで長い回想に入る

・主人公の父、マヘンドラ・バーフバリは、現在の王バラーラデーヴァの弟、実は彼はバラーラデーヴァによって暗殺されたことが発覚する。

・己の数奇な運命を受け入れ、王政を取り戻すべく、主人公アマレンドラ・バーフバリは叔父である暴君バラーラデーヴァへ復讐を決意。

・ここから『バーフバリ 王の帰還』へ→復讐

超ざっくりだとこんな感じ。あ、こんなところに5分でわかる『バーフバリ伝説誕生』が落っこちていた。観ようか。

『バーフバリ』のなにがすごいって

全てにおいて言えることは「スケールの大きさ」である。アホのような超絶アクション、お前ら大丈夫か!? とおもう設定もすべて、この壮大すぎる「スケールの大きさ」というものを前にすると「まあいいや」で済んでしまうのが不思議なところである。「王位継承」、「称えるべき王の絶対的カリスマ性」、「熱狂する尋常ではない数の民衆たち」「壮大すぎる戦闘シーン」「超人的超絶アクション」「勧善懲悪である悪の魅力」「名シーンになることをあざとくも狙ったシーンの数々」「大げさすぎるほど壮大に、そして緻密につくられた音楽」等、これらが2作で5時間続く。5時間の間、観ている我々は完全に世界に取り込まれてしまうほどの説得力があるシーンしかないのだ。こんなもんが5時間余すことなくつづき、無駄なシーンはゼロ。どこかアホっぽく、最初は違和感を感じていたはずのありえないような設定も、『王の帰還』を観る頃には「まあいいや、細かいところはなしにしよう」なんて思えてしまうのが、この絶対的な「スケールの大きさ」が全てをカバーしているからなのだ。だから『バーフバリ』は名作なのであろう。

インド映画ってすげえ

現代の我々にとって「王を称える」という行為など考えたこともなかったが、「称える」というのは、こういうことだったのである。インド映画恐るべしである。まだ劇場で公開しているのでぜひ劇場に足を運んでみてもらいたい。

※DVD 2作買います。


●文/ 東京饗宴 編集長・ライター    ロックス

映画を中心に執筆活動中。得意なジャンルはB級〜Z級映画。勝手にその年の受賞作品を決める「輝け!日本ぬかデミー賞」を主宰。バンド活動、ウェブメディアの運営やイベント製作・萬屋経営など、マルチに活動中。

●イラスト/ 東京饗宴 プロデューサー・アートディレクター 武織
ニューヨーク帰りの狂気のアートディレクター。無いものはDIY魂何でも作る。STAR WARSとMARVELには目がない。
グラフィック制作、ブランディング、キャラクター・イラスト制作、イベントディレクションなどジャンルにとらわれず、クリエイティブで人と人の橋になるべく活動中。